2008/12/03

CQL Library Manual

CQLの基本的な説明を示します。
また、その使い方のサンプルを示します。

select文
引数の条件(where文)に合致したデータベースのレコードを
2次元配列(第1添え字は行番号、第2添え字はカラム名)として返す。
引数がない場合、テーブルの値をすべて返す。

select(String  $wheres)


insert文
引数(第1カラムの値、コンマ、第2カラムの値、コンマ、…)を
レコードとしてデータベースに格納する。
insert(String  $values)


update文
第2引数の条件(where文)に合致したデータベースのレコードの値を
第1引数(カラム名=値)の指定に従い、更新する。
第2引数がない場合、テーブルの値をすべて更新する。
update(String $set,  String $wheres)


delete文
引数の条件(where文)に合致したデータベースのレコードの値を
削除する。
引数がない場合、テーブルの値をすべて削除する。
delete(String $wheres)


SAMPLE
cql.phpと以下の2ファイル(cqltest.php, table.csv)を同ディレクトリに置き、cqltest.phpを実行する。

cqltest.php
<?php
include 'cql.php';


$cql = new CQL("./table.csv");


echo "<br/><br/>全部<br/>";
print_r($cql->select());

echo "<br/><br/>番号が3以下<br/>";
print_r($cql->select("
no<=3
"));

echo "<br/><br/>名前がochi<br/>";
print_r($cql->select("name=ochi"));

echo "<br/><br/>性別が男<br/>";
print_r($cql->select("sex=m"));
echo "<br/><br/>番号が3以上で性別が男<br/>";
print_r($cql->select("
no>=3
_AND_sex=m
"));

$cql->insert("6,kome,m");
echo "<br/><br/>番号6,名前kome,性別mを挿入<br/>";
print_r($cql->select());

$cql->update("name=hero","no<=4_AND_sex=m");
echo "<br/><br/>番号が4以下の男の名前をheroに更新<br/>";
print_r($cql->select());

$cql->delete("name=hero");
echo "<br/><br/>名前がheroを削除<br/>";
print_r($cql->select());

?>


table.csv
no,name,sex
1,ochi,m
2,ochiyuki,f
3,ochigames,m
4,yuki,f
5,games,m


実行結果
全部
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => ochi [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 2 [name] => ochiyuki [sex] => f ) [2] => Array ( [no] => 3 [name] => ochigames [sex] => m ) [3] => Array ( [no] => 4 [name] => yuki [sex] => f ) [4] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) )

番号が3以下
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => ochi [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 2 [name] => ochiyuki [sex] => f ) [2] => Array ( [no] => 3 [name] => ochigames [sex] => m ) )

名前がochi
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => ochi [sex] => m ) )

性別が男
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => ochi [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 3 [name] => ochigames [sex] => m ) [2] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) )

番号が3以上で性別が男
Array ( [0] => Array ( [no] => 3 [name] => ochigames [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) )

番号6,名前kome,性別mを挿入
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => ochi [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 2 [name] => ochiyuki [sex] => f ) [2] => Array ( [no] => 3 [name] => ochigames [sex] => m ) [3] => Array ( [no] => 4 [name] => yuki [sex] => f ) [4] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) [5] => Array ( [no] => 6 [name] => kome [sex] => m ) )

番号が4以下の男の名前をheroに更新
Array ( [0] => Array ( [no] => 1 [name] => hero [sex] => m ) [1] => Array ( [no] => 2 [name] => ochiyuki [sex] => f ) [2] => Array ( [no] => 3 [name] => hero [sex] => m ) [3] => Array ( [no] => 4 [name] => yuki [sex] => f ) [4] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) [5] => Array ( [no] => 6 [name] => kome [sex] => m ) )

名前がheroを削除
Array ( [0] => Array ( [no] => 2 [name] => ochiyuki [sex] => f ) [1] => Array ( [no] => 4 [name] => yuki [sex] => f ) [2] => Array ( [no] => 5 [name] => games [sex] => m ) [3] => Array ( [no] => 6 [name] => kome [sex] => m ) ) 
  続き

CQL Library


内容
CQLをPHPから、利用するためのライブラリ。
CQL(Comma Query Language)とは、SQLに近しい操作でcsvファイルを操作するクラスのこと。(私の造語)
やり方
CQL Library Manual(http://ochigames.blogspot.com/2008/12/cql-library-manual.html)参照。

http://sites.google.com/site/ochiyuki/cql.zip
※上のURLにアクセスしてください。
続き

2008/11/08

貧乏環境でもデータベースが使いたい

自分でサーバを持てる金持ちには無縁な話(?)だが、PHPは魅力的だ。
こいつを動かしてくれる無料サーバがゴロゴロある。
ただ、レンタルサーバはあくまで他人様のもの。
好き勝手にはいじらせてもらえない。
そこで、どこまでだったらできるのか調べてみた。

まず無料サーバで、OracleやMySQLといったDBMSが提供されているということは期待できない。
念のためざらっと調べてみたが、やはりない。
それでもお金は払いたくない。

ここで諦めてはいけない。
PHPにはfwrite関数があるじゃないか!
ファイル出力さえできればデータの管理はどうにかなるはず。
XMLやCSVを利用すれば、それっぽくはなるはず。
幸いPHPには以下の便利な関数もある。
simplexml_load_file関数(XMLファイルをパースし、オブジェクトに代入する )
file(ファイル全体を読み込んで(一行ずつ)配列に格納する)

ただ、ここで注意しなくてはいけないのはファイルのパーミッションだ。
PHPから(データを管理する)外部ファイルを読み込む以上、そのファイルのパーミッションを他人からの参照不可にはできない。
誰でもファイルの中身を参照できてしまう。
この問題を解決するのに、以下の方法がある。

tablexml.php

<?php 
$xmlstr = <<<XML
<websites>
<website>
<title>Great Websites</title>
<characters>
<character>
<name>Google</name>
<url>http://www.google.co.jp/</url>
</character>
<character>
<name>Yahoo!</name>
<url>http://www.yahoo.co.jp/</url>
</character>
<character>
<name>はてな</name>
<url>http://www.hatena.ne.jp/</url>
</character>
</characters>
<plot>
There are Great Website.
</plot>
<success type="bestseller">4</success>
<success type="websiteclubs">9</success>
</website>
</websites>
XML;
?>

tablexml.php中のXMLからplot要素を取り出す。
<?php
include 'tablexml.php';

$xml = new SimpleXMLElement($xmlstr);
echo $xml->website[0]->plot; // " There are Great Website."
?>

XMLを文字列としてすべて$xmlstr代入し、そのオブジェクトを利用して処理。
(多くの言語がそうだろうが)PHPはブラウザから実行してもソースはダウンロードさせないため、容易にXMLの内容は参照できない。
これなら、うまくいきそうだ。

今度、SELECT文などのSQLのような、データベース操作言語(のような関数)を作ってみよう。 続き

2008/07/29

300 LINES TETRIS


内容
7行テトリスに真っ向から勝負!
そして、完敗。
やり方
・←→…移動
・スペースキー…回転

http://sites.google.com/site/ochiyuki/ogs_300linestetris.html
※上のURLにアクセスしてください。
続き

2008/03/30

HATENA HAIKU WIDGET MAKER


内容
はてなハイクのブログパーツ、完成版。
そもそもこれ自体はブログパーツではなく、ブログパーツを生成するものであること。
また、ブログパーツが和製英語であること。
以上から、名前変更。
やり方
・はてなのアカウント
https://www.hatena.ne.jp/register
・Googleが発行するkey
http://code.google.com/apis/ajaxfeeds/signup.html
を取得。
以下のフォームに入力。

はてなアカウント

Google key


WIDGET

続き

はてなハイクのブログパーツ(4)

とりあえず完成版でいいかな?と思っていた、はてなハイクのブログパーツ。
ただ、本家Twitterに比べ、決定的に劣っているものがありました。
このまま完成版にするわけにはいきません。

Twitterのブログパーツ


はてなハイクのブログパーツ0.1


まず、本家Twitterに比べ、決定的に劣っている点について。
それはこの“** days ago”と、エントリーが更新された時間を明らかにするもの。
通常のblogと違い、yyyy/mm/dd等の表記方法で行わないのがポイントらしい。

JavaScript による日付・時刻・時間の計算・演算のまとめ
http://www.hoge256.net/blog/2007/08/javascript_1.html
そこで、このサイトに掲載されていたscriptを借りて、
はてなハイクのブログパーツを作り直してみた。

はてなハイクのブログパーツ0.3
http://sites.google.com/site/ochiyuki/tst_hatenahaikublogparts03.html

var dd = new Date(entry.publishedDate);
date=compareDate(now.getYear(), now.getMonth()+1, now.getDate(), dd.getYear(), dd.getMonth()+1, dd.getDate())+" 日前";
document.getElementById("feed").innerHTML+="<div>"+entry.content+"</div><div style=text-align:right;font-size:small;>"+date+"</div>";

フィードからエントリーの日付を取得し、変数ddへ格納。
そこから引数を揃え、借りてきた関数compareDateに渡す。
結果を変数dateに格納し、いままでのものと一緒に出力する。

関数compareDateを作ってくださった方のおかげで簡単にいけました。
ありがとうございます。

また、各々のブログパーツを生成するためには以下のものを利用する。
http://sites.google.com/site/ochiyuki/tst_hatenahaikublogparts04.html
使い方ははてなハイクのブログパーツ0.2と同じ。

最近気づいたのだが、“表示テスト”は多くのブラウザで利用できない様子。
オマケ機能だから、構わないか…?
完成版では、削除することにする。 続き

2008/03/20

はてなハイクのブログパーツ(3)

必要なのは、はてなのアカウント、Googleが発行するkey。
これが前回の結論です。
その2つをははてなハイクのブログパーツ0.1に渡すにはどうすればいいのか、考えてみました。

これらは、私が用意することが出来るものではない。
入力してもらうしかない。
ということで、以下のテスト版、はてなハイクのブログパーツ0.2を制作した。
http://sites.google.com/site/ochiyuki/tst_hatenahaikublogparts02.html

利用するためには、はてなのアカウント、Googleが発行するkeyを用意する。
はてなのアカウント
https://www.hatena.ne.jp/register
Googleが発行するkey
http://code.google.com/apis/ajaxfeeds/signup.html

それらをフォームに入力し、“ブログパーツ制作”を押す。
すると、“ブログパーツ”のフォームに、ソースが出力される。
これをブログに貼れば、その人のブログにはてなハイクを貼ることができる。

ちなみに、“表示テスト”ははてなのアカウントのみの入力でも可能。
続き

2008/03/09

はてなハイクのブログパーツ(2)

前回作ったはてなハイクのブログパーツ0.1は、私のはてなハイクのみをこのブログでのみ取得します。
しかし、誰もが自分のブログにはてなハイクを取得させられるようにしたい!
そこで、前作の反省をし、改善すべき点を考えていきます。

はてなハイクのブログパーツ0.1は、JavaScriptで書いている。
JavaScriptは、扱いも制作も楽だし、サーバーにも優しい。

ただ、厄介なのが外部ファイルの扱い。
ActionScriptでもそうなのだが、JavaScriptではドメインの違うサーバー上のファイルの読み込みが原則出来ない。
そのため以前は、アウトプットはJavaScript、ファイルのやりとりはPHP、とサーバーサイドスクリプトの力を借りて、この手の問題を解決していた。

ただ、現在はとても便利なものがある。
Google AJAX Feed APIだ。
これは、Googleに生成されたキャッシュへ、Googleが許可したサーバーがアクセスするという形をとる。
アクセスされるサーバーがアクセスするサーバーに許可を与えている場合、上記の制約の例外になるため、JavaScriptのみでファイルの読み込みが出来るのだ。

また、Googleはフィードリーダーのサンプルソースも公開している。
実ははてなハイクのブログパーツ0.1は、これをちょっといじったものに過ぎない。
変更したのは、変数に格納するデータと、その出力方法だ。

Googleのサンプルソース(の一部)

var container = document.getElementById("feed");
for (var i = 0; i < result.feed.entries.length; i++) {
var entry = result.feed.entries[i];
var div = document.createElement("div");
div.appendChild(document.createTextNode(entry.title));
container.appendChild(div);
}


var div = document.createElement("div");

"feed"というidのdiv要素中に、div要素を作り

div.appendChild(document.createTextNode(entry.title));

entry.titleをテキストとして格納している。

ただ、はてなハイクのようなミニブログの場合、タイトルに重要な意味はない。
ここで欲しいのは、記事だ。
ちなみにTwitterの場合、そもそもエントリーごとのタイトルは存在しない。

また、テキストとして格納しているため、記事中でHTMLなどが利用されている場合、タグがむき出しになってしまう。
つまり、ちゃんとタグが機能しなくなってしまう。
これでは、はてなハイクの長所であるお絵かき機能の意味がない!

これらを踏まえて、以下のように改善した。

はてなハイクのブログパーツ0.1(の一部)
var container = document.getElementById("feed");
for (var i = 0; i < result.feed.entries.length; i++) {
var entry = result.feed.entries[i];
document.getElementById("feed").innerHTML+="<div>"+entry.content+"</div><div>---</div>";
}


document.getElementById("feed").innerHTML+="<div>"+entry.content+"</div><div>---</div>";

"feed"というidのdiv要素のinnerHTMLに、直接entry.contentを格納している。
記事をHTMLタグそのまま格納することで、上記の問題を解決できた。

var feed = new google.feeds.Feed("http://h.hatena.ne.jp/ochiyuki/.rss");

出力はこれでかまわない。
ただ、入力できるものが私のはてなハイクのフィードだけだというのは、問題だ。
扱うフィードを、ソースの中に直接記述していることは、1つ目の改善すべき点だ。

<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=*****"></script>

また、これはブログごとにGoogleが発行するkeyを必要とする。
私のブログのkeyを、ソースの中に直接記述していることは、2つ目の改善すべき点だ。

次回は、このあたりを改善して作ってみようと思います。 続き

2008/02/23

はてなハイクのブログパーツ

昨今流行しているTwitter。
このようなサービスは、ミニブログと呼ばれるそうです。
今、ミニブログ業界は雨後の竹の子。
日本産のものも続々と現れています。
その中でも特に目を引くのが、はてなハイク。

はてなハイクの魅力は、なんと言っても優秀なエディター。
画像や動画の貼り付けが容易、はてなキーワードとの連携…それだけじゃない!
お絵かき機能が提供されている。
気軽に書き込むものなのだから、これは嬉しい機能だ。



ただ、残念なことにはてなハイクはブログに貼り付ける機能を提供していない。
ライバルのTwitterは提供しているにも関わらず。
ブログ周りの機能は、アメリカのほうが充実しているようだね。
mixiが幅を利かせている日本じゃ需要が無いのかも。

ということで、“はてなハイクのブログパーツ”を作ってみることにしました。
以下はそのテスト版。
私のはてなハイクのみを、このブログでのみ取得します。
http://sites.google.com/site/ochiyuki/tst_hatenahaikublogparts01.html
続き

2008/02/15

AA ADVENTURE


内容
JavaScriptに少し慣れてきました。
そこで、いよいよ作ってみました…私のお気に入りのゲームジャンル“アクション”。
やり方
【概要】
一般ステージでは、“★”を取ればクリア。
ボスステージでは、ボスを撃破すればクリア。
雑魚敵にぶつかると、ゲームオーバー。
【キャラクター】
・“┏(^o^)┛”…プレイヤー
・“(∵)”…雑魚敵
・“┫06┣”…ボス
【操作方法】
(IE6)
・W…ジャンプ
・A,S…移動
・Z…攻撃
(FF2)
・↑…ジャンプ
・←→…移動
・↓…攻撃

http://sites.google.com/site/ochiyuki/ogs_AAadventure.html
※上のURLにアクセスしてください。
続き

2008/01/20

SIMPLE AA MAKER


内容
中間色のない白黒のAA(アスキーアート)を作るゲーム(?)です。
横幅は全角10文字分なので、概ねどのサイトでも利用できるのではないでしょうか?
やり方
・色の反転のさせる…反転させたい箇所をクリック
・掲示板等に貼る…そのままコピー&ペースト

続き

2008/01/05

OCHI OTHELLO


内容
“落ちオセロ”。
“落ちゲー”+“オセロ”です。
7行プログラミングテトリス等のJavaScriptゲームに触発されて作ってみました。
やり方
【概要】
自分のコマ(黒)と相手のコマ(白)が交互に落ちてきます。
自分のコマで相手のコマを挟むと、そのコマは自分のコマになります。
コマが1番上まで積み上がったら試合終了です。
その時点で多くのコマを持っている者が、勝ちです。
【操作方法】
“START”をクリックして、開始。
“□”にマウスを乗せ、自分のコマを移動。

続き